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学生時代の永倉院長 私は高校のころは本(文学)ばかり読んでいて、東大の仏文科へ行こうと思っていました。それは当時傾倒していた、フランス文学、同時に、大江健三郎に憧れていたせいもあり、是非大江健三郎の後を追い、東大の仏文科へ行くつもりでした。

 うちの父は耳鼻科医です。そして、祖父は静岡で事業をやっておりました。

 ある時父は、僕が文学部へ行きたいというのをどこからか嗅ぎ付け、「俊和、医師免許を取ってから文学を書いても遅くないぞ、森鴎外を見ろ!」などと、そっぽを向きながら話し始めました。
私も自分に文学の才能があるとは思っていなかったので、文学で身を立てるのは難しい、とはうすうすは感じていました。

 そこで結局、祖父の事業を継ごうと思い、大学受験は経済を志しました。しかし、ちゃんと勉強してなかったせいもあり、当然受験に失敗。その瞬間に目が覚めました。「これではいかん」と、突然に医学部に行く気になり、駿台の午前の理科を受けました。

 私はベビーブームの真っ最中で、駿台の予備校の試験を受けては落ち、受けては落ちの連続でしたが、最後の試験にやっと受かることが出来ました。その毎回落ちる度に、ほっぺたを引っ叩かれた気持ちになり、「これが現実だ」ということが分かりました。
浪人中は死に物狂いに勉強しまして、1年間に体重が8kgも減りました。その甲斐あり、なんとか医学部に受かって現在にいたっております。

 大学在学中に、高校の同級生と同人雑誌を一時作りかえたことがありましが、200枚くらいまで書きましたが途中で挫折。そのときの仲間は今は全く文学と縁のない人達となりました。

 医者になってからは大分経験を積ましていただき、なんとか本が書けるようになりまして、HPで紹介している医学的な本はいくつか作らしていただいております。

 しかし、僕の心の中では、本当に書きたいのは童話です。でも、今は時間的余裕がないため、そのうち、もう少し時間が出来れば、童話を書きたいと思っております。


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