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アレルゲン アレルギーマーチ アレルギー反応(3型)
人間には“免疫”というすばらしい仕組みがあります。
はしか、水疱瘡、おたふくかぜなどは一度かかると二度とかかりません。これは
「免疫ができる」からです。

簡単に言うと、抗原・アレルゲン(ウィルスや細菌などの免疫反応を引き起こすもの)が体内に入る(感染)と、体内の細胞はその抗原・アレルゲンに対する
「抗体」を作ります。その抗体が2度目に進入する抗原・アレルゲンを攻撃し、抗原・アレルゲンを撃退・排除しようとします。これが「抗体反応(または抗原抗体反応)」といいます。

アレルギーはこの抗体反応のひとつで、自分の体に入ってくる異物を排除しようとする
身体の基本的な防衛システム(生体防衛)なのです。

しかし、
身体を守るはずの防衛システムはいつも体に有利に働くとは限りません。時には不利に働きます。それがアレルギーなのです。つまり、外から入ってくる特定の異物(ウィルスなど)に対して敏感になり、過剰に反応して生体防御の範囲を「逸脱」し体に不利で不快な症状を引き起こしてします。

「アレルギー」はギリシャ語で「変えられた反応」という意味です。
本来、免疫は体を細菌やウィルスから守るための能力ですが、アレルギーはその免疫の働きが変えられてしまい、体を攻撃してしまうことからこの名がつきました。

また、
「アトピー」の語源は、アメリカのの学者コカが用いた「A・TOP・Y(分類する場所がない)」とされています。最初は子供に多い、言葉どおり、なんだかよく分らない症状だったようです。
アレルギーは親から子へ遺伝します。

アレルギーは
遺伝的傾向の強い体質である点、アレルギー体質の人は外からの色々な異物に対して、アレルギーを惹き起こす抗体をたくさん準備しやすいという特徴があります。

過去70年間の報告を見ても、両親がアレルギー病を持っていると、片方の親のみの場合より約2倍の確率で、子どもにアレルギーが引き継がれます。

また、両親がアレルギー病を持つ場合、40〜70%の子にアレルギーが見られ、片方の親のみの場合も生後1歳半までに40%がなんらかのアレルギーの病気を持つと言われています。

しかし、体質だから必ずアレルギーになるか?というと必ずしもそうではありません。例えば、同じ受精卵から分かれた一卵性の双子でも、2人ともアレルギーが出る確率は50〜60%といわれています。
アレルギー体質は、海に浮かぶ氷山の隠れた下の部分といえます。体質として持っていても、症状がでないため気づかない人もいます。大人になって症状が出て、初めて気づく場合も少なくありません。

また、環境によって症状がでないままという場合もあります。例えば、スギ花粉症の人が杉の木のないところでは症状が出ません。

逆に、なんらかの環境因子により次々にアレルギーを引き起こす場合もあります。つまり、アレルギーの出る出ないは遺伝情報だけでなく、あらゆる環境要因(日常生活の中でアレルギーを引き起こすもの)が合わさって起こる複雑な病気といえます。


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