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女性ホルモン、肺がんに影響? 厚労省研究班が疫学調査 2005/9/16
(asahi.com 9/15付け)
 閉経が遅かった女性は、そうでない女性に比べて肺がんになる危険が高いことが、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模な疫学調査で明らかになった。女性ホルモンが影響するらしい。札幌市で開かれている日本癌(がん)学会で15日、発表する。

 90年代前半に40〜69歳だった約4万5千人の喫煙していない女性を、8〜12年間、追跡調査した研究の一環。追跡中に肺がんになった153人のうち、閉経していた111人を詳しく調べた結果、月経のある期間が長いと肺がんになる危険が高いことがわかった。

 初潮が16歳以後で閉経が50歳以前と期間が短いグループの発症の危険と比べると、初潮が15歳以前だったり、閉経が51歳以後だったりした人の危険は2倍以上だった。

 また、病気などで卵巣を摘出して人工的に閉経したうえでホルモン剤を使った人は、使っていない人に比べ、発症の危険が2倍以上になった。

 女性ホルモンが乳がんに影響を与えるという研究結果は多いが、肺がんでは世界的に研究が少ない。女性ホルモンが具体的にどう肺がんにかかわるのかは、まだわからない。

 今回の結果からは、更年期症状を改善する女性ホルモン補充療法や、避妊のための低用量ピルの服用が、直ちに肺がんの危険を高めるとはいえないが、疫学的には喫煙との相関が薄い女性の肺がんにおいて、メカニズム解明の手がかりになるとみられる。ただし、津金部長は、「現時点では、肺がんの予防に最も有効なのは禁煙であることは間違いありません」と話す。

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