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NO.1102

Q1101 紅斑と漆かぶれについて
(2007.8.1・大分県大分市・H.Oさん・35歳・女性) 

5歳になる娘の症状について相談させてください。

まず、7月21日ごろに右肩から指先にかけて直線にて8箇所くらいの紅斑ができました。大きさは大小さまざまで、大きいものには中心に水疱のようなものがあったり、小さいものはしこりのように硬くなっているものがありました。
それと同日に、右のコメカミ辺りにも湿疹ができていたので、もしかしてとびひになりかけているのかなと思いました。

7月22日、腕の紅斑は相変わらずでしたが、コメカミにあっただけの湿疹が右頬とおでこにだんだん広がっていき、夜には真っ赤になるほどでした。

7月23日、皮膚科を受診したところ、「山か公園に行かなかったか?」と聞かれ7月19日に幼稚園の活動で公園に行った事を思い出し先生に告げました。
先生は、「おそらく漆か何か植物にかぶれたのだろう」とおっしゃり、セレスタミンシロップ7mlを一日2回分(2日分)と、リンデロンVを処方いただきました。

7月24日になり、頬が熱を持つほどに赤くなり、おでこ部分と頬に押されて、目が細くなってしまうほどでした。

7月25日に、再度皮膚科を受診しましたが、好転の気配はまったくなく、セレスタミンシロップを10mlに増やして二日分のお薬をいただきました。
この時、腕のほうは、水疱もなくなり、なんとなく枯れてきたような感じはありましたが直径3cmほどの紅斑の中心部分は色が肌色に近く周りが赤黒いという感じでした。

7月27日、再度皮膚科を受診。右頬の赤みはだいぶ治まって来ましたが、色素沈着があるためか赤黒くなっていました。引き続きセレスタミンシロップ10mlを二日分とザジテンドライシロップ0.1%を4日分とリンデロンVをいただきました。ところが、このころから、膝下に、小さな発疹が見受けられるようになり、少しづつ数が増えていったのです。

7月31日、皮膚科を受診。顔の右頬やおでこ、右腕の紅斑はほとんど治まりつつありましたが、膝周りから膝下、肘から肘下にかけて赤い発疹は大きいもので2cmくらいに広がった地図の様な紅斑がいくつもできていました。
かなりの痒みがあるようで、今日からはザジテンのみの内服と、手足には案手ベーとクリームを塗るように処方されました。顔はロコイドクリームです。

朝晩、ザジテンを飲んだり、薬を塗ったりしていますが、手足の痒みは治まらないらしく、紅斑は増える一方です。最初は小さな赤い斑点が、だんだんと広い地図のようになっていきます。

今日の皮膚科の先生の話では、顔面のかぶれはおそらく漆か何かの植物にかぶれ、手足は別物で、「多形滲出紅斑」だろうとのことでした。
私なりに調べてみましたがここ最近、発熱や倦怠感を訴えたことはなく、痒みが強いので、先生の診断に疑問があるのです。

漆にかぶれたことと、この手足の紅斑は関連があるのか?
幼稚園児が課外授業で行く公園に漆があったとは考えにくいので、似たような症状が出る植物が身近にあるのか?また今後も植物に注意しなければならないのか?
手足の紅斑は多形滲出紅斑なのだろうか?
痒がる娘が不憫でならないので、少しでも早く治してあげたくて、早期の原因究明と治療法が知りたいので、お力を貸していただけないでしょうか?

長い文章で読みにくく、至らぬ説明ですが、どうぞ宜しくお願い致します。


ジャンル:多形滲出紅斑 A1101


 お話から判断すると多形滲出紅斑が最も疑われます。

 これは痒みが無く、地図状の発疹が特徴です。原因はわからないことが多いのですが、今回のように初めは虫刺されや、カブレなどが引き金になる場合が多いのです。薬アレルギーの一症状として出る場合もあります。俗称は中毒疹とも言われます。

 治療法は、安静と抗ヒスタミン薬の内服が良く使用されますが、治りにくい場合は今回のようにステロイドを内服する場合が一般的です。

 高熱が持続したり、全身のリンパ腺が腫れたり、体中の粘膜が腫れたり、ただれたりする重症型のスティーブンス ジョンソン症候群のような状態でなければ、大丈夫でしょう。この形は生命に危険を及ぼす場合もあります。

 一般的には多形滲出紅斑では痒みはありませんが、ジンマシンを合併すると痒みが出てきます。また皮膚の炎症がおさまると通常は皮膚に色素沈着がおこり、茶褐色や黒くなります。

 この疾患は最初からはっきりしない場合もあり、時間とともに症状がはっきりしてくる場合もあります。

 皮膚の写真を撮りメールに添付していただくと、より具体的なお話ができると思います。


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