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| (2008.1.6・神奈川県川崎市・R.Iさん・32歳・女性) |
お世話になります。
もうすぐ妊娠28週になる妊婦です。私自身、喘息と花粉症があります。(パルミコートで管理中)主人も、検査したわけではありませんが花粉症とアトピー性皮膚炎のような症状が時々あります。夫婦とも明らかな食物のアレルギーは見られません。
知り合いの医師に小児のアレルギーの先生がいて・・・・、
『妊娠8カ月から子供が生後8カ月になるまで、卵と鶏肉は一切除去することが、子供のアレルギー発症予防に有効』とアドバイスされました。妊娠・授乳中に母親がアレルゲン除去をした場合としなかった場合を子供が3歳になるまで追跡調査したところ、明らかに発症の度合いに違いがあった。しかし、スウェーデンの研究結果では違いが明確に出なかったため、ガイドラインには載らなかったのだというお話でした。
明確に効果が証明されているのであれば、ぜひ私も除去しようと思うのですが、インターネットで調べると、『妊娠後期・授乳中の食物制限は長期的予防に効果なし』(日本アレルギー学会・西間三馨医師)などの文献も多く、戸惑っています。実際のところ、どうなのでしょうか?
アドバイスお願いします。 |
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このHPの病気知識の中の妊娠とアレルギーの項目をお読みください。
20年前に、狂信的なグループが、妊婦の極端なたんぱく質の制限をすると生まれてくる赤ちゃんがアレルギーにならないという、考えに酔いしれ、保健婦さんを巻き込み、大変なブームになりました。
しかし、この10数年のスウェーデンを中心とする疫学調査が行われ、それは否定されました。
例えば、妊婦が不必要に牛乳摂取を中止すれば、赤ちゃんの骨はお母さんの歯や骨を溶かして作ることになり、母親の閉経期以後の骨そしょう症を悪化させる可能性があります。また、食べるということは、人間にとって、単に生きるために食べるだけではなく、食(しょく)という行為は人に、人であることの満足を与え、つらい事を乗り切る糧にもなります。妊娠というストレスの持つ妊婦に不必要な食物制限を強いることは誤っています。
ただし、第1子が重症の食物アレルギーがあれば、次回の妊娠中は、牛乳は1日に250ー300ml、一方卵は控えめにして、製品も含め、週に2−3個までがお勧めです。私はそのようにしています。
私は約35年間アレルギーの患者さんをケアーしていますが、妊婦がたんぱく質を摂取しなくても、お子さんがアトピー性皮膚炎の方は何人も拝見しています。(もちろん、そのような食生活でお子さんがアトピー性皮膚炎にならなかった方は来院されないわけですが!)
アレルギー予防に大事なことは、生まれてからの生活環境(ハウスダストをへらす)ことと、正しい食生活です。また、呼吸器や皮膚症状が出たら、長引くときに専門医に早めに相談すればよいのです。 |
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