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Q3 サプリメントについて

 
6ケ月になる息子がいます。4ケ月から顔に湿疹が出始め、近くの小児科医からは心配ないと言われ、プロペトとキンダベートを処方されました。その後、四肢の関節かにも湿疹が出るようになり、軽いアトピーではないかと考えています。
 
母乳からDHAやEPAを与えたいと考えていますが、問題はないでしょうか。また私が飲むサプリメントの量や、断乳後に子供が摂取するサプリメントの量・子供用のサプリメントの有無等教えて頂けないでしょうか。よろしくお願い致します。
 

A3 EPA, DHA

 
ご質問の魚の油は、オメガ-3またはN―3という多価不飽和脂肪酸です。このタイプの油は、イワシなどの青味魚にはEPAが、マグロの目の後ろの脂肪にはDHAが含まれています。
 
この多価不飽和脂肪酸は、αーリノレン酸が体の中で代謝されてEPAとなり、さらに代謝されるとDHAになります。
 
α―リノレンさんはシソ油やエゴマの油に多量に含まれています。ドレッシングとして使うことがお勧めです。
 
αーリノレン酸、EPA、DHAは酸化すると生臭くなるために、加熱調理には向いていません。今述べたようなドレッシングとして使うことがお勧めです。
 
カプセルが飲めるような年齢ならばよろしいのですが、これらの油を幼児に飲ませることはほとんど不可能でしょう。これを粉末にしたものは、日本では数年前まで発売されていましたが、味が悪く、まったく売れないために、残念ながら製造中止になってしまいました。
 
日本には、EPAやDHAの入ったカプセルがあります。そのカプセルを切って中の油を子供に飲ませるという手もありますが、これはどうしてもこれらの補給が必要不可欠であるという場合がよいでしょう。
 
母乳栄養中の場合、母親がEPAを内服するという方法がありますが、それによってアトピー性皮膚炎が注油したという報告はありません。
 
市販のものを、手当たり次第に内服しても効果は望めないでしょう。あなたの食生活の内容をチェックし、きちん量を計算し上で、こちらで量を指示することも可能です。
 
いずれは、お子さんの離乳食の献立を工夫して、多価不飽和脂肪酸を多く含む食品を食べさせることがお勧めです。もし関心がおありならば、当クリニックの栄養士さんと相談しますか?
 


Q2 魚油サプリメント

 
いつもHPで勉強させていただいています。
1歳7ヶ月の子供についてお伺いします。アトピーに悩まされており、食物アレルギーもプリックテストと負荷試験で魚等のアレルギーが確定しています。
 
Q良い油を読んでの質問なのですが、魚にアレルギーがある場合も魚油サプリメントを与えて大丈夫でしょうか?アレルギーはタンパク質に反応するものということなので大丈夫かとは思うのですが、確認したく質問させていただきました。植物性のオメガ3,6のオイルを試したこともあるのですが、独特の苦みのせいか、全く飲んでくれませんでした。お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
 

A2 魚油

 
ご質問の魚の油は、オメガ-3またはN―3という多価不飽和脂肪酸です。このタイプの油は、イワシなどの青味魚にはEPAが、マグロの目の後ろの脂肪にはDHAが含まれています。
 
この多価不飽和脂肪酸は、αーリノレン酸が体の中で代謝されてEPAとなり、さらに代謝されるとDHAになります。
 
α―リノレンさんはシソ油やエゴマの油に多量に含まれています。ドレッシングとして使うことがお勧めです。
 
これらのあるのがリノレン酸、EPA、DHAは酸化すると生臭くなるために、加熱調理には向いていません。今述べたようなドレッシングとして使うことがお勧めです。
 
カプセルが飲めるような年齢ならばよろしいのですが、これらの油を幼児に飲ませることはほとんど不可能でしょう。これを粉末にしたものは、日本では数年前まで発売されていましたが、味が悪く、まったく売れないために、残念ながら製造中止になってしまいました。
 
日本には、EPAやDHAの入ったカプセルがあります。そのカプセルを切って中の油を子供に飲ませるという手もありますが、これはどうしてもこれらの補給が必要不可欠であるという場合がよいでしょう。
 
離乳食の献立を工夫して、多価不飽和脂肪酸の油を多く含む食品を食べさせることがお勧めです。もし関心がおありならば、当クリニックの栄養士さんと相談しますか?
 
12/7 江例・質問メール
ても丁寧にご回答くださってありがとうございます。
おすすめいただいたように、離乳食を工夫して多価不飽和脂肪酸をとるようにしていきたいと思います。
子供は魚以外にもアレルギーの疑いから食事に制限があり、今の普通の離乳食作りでもかなり苦戦している状況ですので、多価不飽和脂肪酸の取り入れ方を栄養士さんにご相談させていただければとてもありがたいです。図々しいですが、お時間の都合のつかれる時があればで結構ですので、お願いできますか? 
 
現在の離乳食の状況と食物アレルギーについて書いておこうと思いましたが、どの程度の内容をお知らせするのがいいのか良くわからず、以下だらだらと長文になってしまいました。申し訳ありません。
 
1歳6ヶ月の時(10月)に2回目のプリックテストで、ミルク、ミルクカゼイン、全卵、卵白身、魚(coddy fish)、牛肉、大豆、小麦、ピーナッツ、ラム、すいか、ハウスダスト を検査しました。
結果は、ラムとすいか以外が陽性でした、負荷試験は、12月19日に予定されています。
ただ、魚(特にシラスとさんま)は食べて体中が赤くなり一面に赤いポツポツが出た時に診察していただき、それを負荷試験とし、アレルギーと確定されています。
 
普段の食事で食べさせていなかったものは、牛乳、卵、ピーナッツ、ごま (食べさせないように指導されて)大豆、小麦 (本人が口にしたがらず)オリーブオイル以外の油、塩以外の調味料 (私の判断で)
 
食べていたものは母乳、米、魚、肉(牛、豚、鳥、ラム)、その他野菜全般、一部の果物(リンゴ、みかん、オレンジ、なし、洋梨、ぶどう)、オリーブオイル、塩、たまに海藻(手に入った場合)、昆布だし、鰹だし、アレルギー対応のお菓子テスト後、指導されて食べさせるのをやめたのは、母乳、魚(シラスさんま鰹だし含め全ての魚)、大豆、小麦 です。
大豆をやめたので昆布だしもやめるべきか迷いましたが、控えめに使っています。
断乳は12月の負荷試験に備えるため、ということでした。(母乳の成分の影響を受けないようにするためと、子供がテストに使うアミノ酸調整粉末はじめ粉ミルク類を全く受け付けなかったので、母乳をやめてミルクに慣れさせるため)
 
その後アトピーの状態にはあまり変化がみられません。(普段の範囲内で良くなったり悪くなったりしています。)食事は関係ないのか、もしくはテストしていない他のものがアレルギーを起こしているのかは現状では分からないので、とりあえず今陽性としてわかっているものの負荷試験から始めよう、ということになっています。
 
12月19日の負荷試験ですが、陽性のものが多いため、試験の2週間前から食事はNeocate Advanceというアミノ酸調製粉末のみに切り替え、食べ物は水以外いっさい与えないようにいわれています。
 
そしてその2週間前(試験の1ヶ月前)からNeocateを普段の食事の時に一緒に飲ませて少しずつ慣らしておくよういわれています。 ただ、本人は、断乳後にNeocateを1度飲んで以来、全く口にしません。ライスミルク含め白い色の飲み物全て、テーブルに出すと泣いていやがるようになってしまいました。そのため、このままですとテスト前日まで通常の食事を続けることになりそうです。
 

今までの経緯なのですが、アトピーは生後2ヶ月から始まり、1歳前にはきれいになったのですが、今年9月頃(1歳5ヶ月くらい)から再発し、いままで続いています。4ヶ月すぎに顔のアトピーがひどくなった時、小児病院にいくよういわれ、皮膚科にかかりました。
その時に8ヶ月になったらアレルギー科で食物アレルギーの検査をするように手続きを受けました。
 
8ヶ月の時に第一回目のプリックテストをしました。
検査項目は、ミルク、卵(白身、黄身)、大豆、小麦、魚、豚肉、ハウスダストでした。
陽性だったのが、卵白身、大豆、小麦、ハウスダスト陰性だったのが、ミルク、魚、豚肉、ピーナツでした。
その後、負荷試験で大豆(大豆粉ミルク30cc) と小麦(パン4分の1きれ)を試したところ特に問題がなかったので、普通に食べさせるように指導されました。
ただ実際には、本人があまり好まなかったので大豆小麦ともあまり口にしていません。
卵白は数値が高かったので、1歳6ヶ月時の2回目のテスト結果をまって負荷試験をすることになりました。
ミルクは陰性でしたが、乳製品を食べた後にアトピーが悪化することと、生後2ヶ月くらいで粉ミルクを始めてからやめるまでアトピーが酷かったことから、しばらく食べさせないように指導されました。
 
以上ですが、もしご相談させていただく上で必要な情報が抜けていましたら教えていただけますか?
 
シドニーにおりますが、こちらではなかなか詳しいことを相談できる機会がないもので、今回こうして回答いただけて本当に感謝しています。心が軽くなる思いです。どうもありがとうございました。
 
12/24 報告メール
以前魚油について教えていただき、栄養士さんのお時間の取れるときに離乳食についてご相談させていただければ、とお願いしていた者です。12月19日にアレルギーの負荷試験をして、牛乳は摂っても大丈夫と分かりましたのでご報告させていただこうとメールしました。
 
重ねてメールすることで、お返事を催促するような事になりはしないかと迷ったのですが、後からご報告して余計なお手間をかけるよりはいいかなと思い、ご報告のみさせていただきます。
 
年末のお忙しい時期だと思いますがどうぞお体にお気をつけてお過ごしください。それではよいお年をお迎えください。
 
12/24 回答メール
ご報告ありがとうございます。お大事に。PS: 負荷試験は慎重に行ってください。
 


Q1 アトピーに良い油について教えてください(シソ油やシソ茶について)

 
最近、健康に気を遣った食用油が各メーカーから出ていますが、実際のところアトピーにはどういったものがよいのか教えてください。
 
薬局で、シソの成分がアレルギー体質の改善に良いというパンフレットを見かけました。以前から気になっていたのですが、私自身の花粉症対策に試してみたいと思っています。どのくらい前から飲み始めると効果がありますか?
 
それから、現在1歳の息子もアトピー治療中ですが、乳幼児でも飲用して効果があるんでしょうか
 

A1 良い油

 
第二次世界大戦後の日本人の食生活でもっとも変化したのは脂肪の摂取量の増加です。これはたんぱく質の摂取量の増加を上回るものです。これがアレルギーの病気とどのような関係があるのでしょうか。
 
油の中には大きく分けて3つの種類があります。
 
1番目のグループのは動物性の油です。
例えば霜降りの牛肉には多量の動物性の油が含まれます。
またリノール酸もこのグループに含まれます。これらの油はアレルギーや、リウマチ、血管の病気(心筋梗塞など)にはよくない種類といえます。
 
2番目のグループはオリーブ油です。
このオリーブ油は1番目であげたいくつかの病気には良い作用も、悪い作用もありません。摂取しすぎるとカロリーオーバーとなり肥満につながります。
 
3番目のグループは、アレルギーや、リウマチ、血管の病気の病気に良い働きを持ってているものです。
これにはエイコサペンタエンサン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、αーリノレン酸などが含まれます。エイコサペンタエンサン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)は、魚の油に多く含まれます。特にEPAはイワシ、サバなどの青身魚に多く含まれます。DHAはマグロの眼の後ろの脂肪組織に多く含まれます。αーリノレン酸はシソ油、エゴマ油などに多く含まれます。
 
近年、日本において小学生、中学生など子供のもっとも好むものはハンバーガー、フレンチフライ、ビザ、こってりしたアイスクリームなど舌触りがよく、多量の脂肪を含むものです。残念ながらこれらの食品には3番目のグループの油は一切含まれていないといってもよく、ほとんどがアレルギーの病気に良い効果を持たない1番目と2番目のグループです。したがって、何らかの方法でこれらの体に良い油を摂取する方法を考える必要があります。
 
栄養学者によれば日本人は1日3グラムのEPA,DHA,αーリノレン酸を摂取する必要があるといわれています。今の量は海に面した漁港でなければ維持できない量です。私たちが1990年代に国立公衆衛生院との共同研究で全国の小学生約6,000人を対象とした調査では、青身魚を多く食べる小学生は喘息が統計的に少ないということがわかりました。この結果は私たちだけではなく世界のいくつかの国でも同様の結果が出ています。
食生活の改善、例えば添加物の摂取を極力控えるなどの注意点と並びこの油の問題を注意していくことはアレルギーを直すのに薬だけに頼らないためにも重要な方法といえましょう。
 
現在、サプリメントとしてこの3番目の油が含まれているカプセルが市販されています。それらの量がアレルギーを予防するのに十分であるかどうか、専門医とよく相談して内服されることが、効果を充分に得るためには不可欠です。
 
ちなみにアトピー性皮膚炎についてもこの3番目の油が有効であるということは名古屋大学の鳥居先生達により証明されています。私は気管支喘息についてこの3番目の油を多量に含む魚油を1年間サブリミメントとして内服することにより喘息が徐々に改善するというデータを論文として発表し、2000年のヨーロッパの呼吸器学会雑誌に受理され、11月号に掲載されました。
 
この3番目のグループの油とアレルギーの各種の病気についてご相談をお受けすることができます。また土曜日の午後に行うアレルギー勉強会においてもこのテーマでお話しをしております。